ビケ足場は、1980年に株式会社ダイサンが開発した「くさび緊結式足場」の商品名です。
株式会社ダイサンのビケ足場は、日本で初めて販売された緊結部分にくさび方式を採用した足場部材で、建設業界に強いインパクトを与え、広く普及していったため、業界ではくさび緊結式の足場のことを通称「ビケ足場」と呼んでいます。
くさび緊結式足場とは、一定間隔に緊結部を備えた鋼管を支柱として手摺や筋交等を支柱の緊結部にくさびで緊結して組み立てる足場のことです。
ちなみに、ビケ足場は「ビティ足場」と名称が似ているため間違えられることが多くありますが、ビティ足場は枠組み足場の一種で、主に中高層建築の施工に使用されます。ビケ足場とビティ足場は別の種類の足場になるので間違えないように注意しましょう。